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佳子さま、国際基督教大学ご卒業 宮内記者会の質問の回答全文 [皇室ニュース]

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国際基督教大の卒業式を前に、写真撮影に応じられる秋篠宮家の次女佳子さま

 

佳子さま国際基督教大(ICU、東京都三鷹市)をご卒業

秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまは22日、国際基督教大(ICU、東京都三鷹市)を卒業された。

 宮内庁によると進学や就職の予定はなく、成年皇族として本格的に公務に取り組まれる。佳子さまは同日、卒業式前に黒の帽子とガウン姿で取材に応じ「充実した学生生活を送ることができ、感謝しています」と話された。

 

佳子さまは宮内記者会の質問に文書で回答

 この中で今後の公務について「依頼を頂いた仕事に、一つ一つ丁寧に取り組むというのが基本的な考え方」と意欲を示された。

自らの結婚は「遅過ぎずできれば良い」とする一方、姉の眞子さまのご結婚に関しては「結婚においては当人の気持ちが重要」との認識を示した上で、「姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」と気遣われた。

 佳子さまは平成25年に学習院大にご進学。2年生途中で中退し、27年にICUに入学された。教養学部で3年生から心理学を専攻し、卒業論文では「ワーキングメモリとMind Wanderingが読解力に及ぼす影響」との題で、人間の読解力について考察された。在学中は29年9月から30年6月、英国のリーズ大学で舞台芸術なども学ばれた。

宮内記者会の質問の回答全文は以下の通り。

■「恵まれた環境、ありがたく」

問1 大学卒業を迎えての感想をお聞かせ下さい。学習院大学から国際基督教大学へ移られて学ばれたご感想や英国リーズ大学への短期留学などで印象深かったことは何でしょうか。学業以外も含め、エピソードを交えてご紹介ください。

佳子さま 大学卒業を迎え、学生生活が過ぎるのはあっという間であったと感じております。また,恵まれた環境で過ごせたことを大変ありがたく思っております。

学習院大学では、約1年半、教育の分野を学びました。国際基督教大学では、英語で学ぶことも含め、幅広い分野を学び、最終的に心理学を専攻いたしました。一つの分野を集中的に学ぶことも、幅広く学ぶことも、どちらも非常に意義のある経験であったと感じております。学業以外では、仲良くなった友人達と一緒に食事をしながら会話を楽しむなど、どちらの大学でも思い出深い学生生活を過ごすことができました。

国際基督教大学の在学中に短期留学をしたリーズ大学では、日本では学ぶ機会の少ない、舞台芸術に関わる分野や、国際基督教大学で専攻していた心理の分野などを含め、幅広く学びました。上に書いたことと重なりますが、一つの分野を集中的に学ぶことも、幅広く学ぶことも、どちらも非常に意義のある経験であったと感じております。印象深かったことは、留学中の一連の経験と言えます。英語で学び、英語で生活をしたこと、様々な国の人と交流し、いろいろな文化に触れたこと、今までになかった新しい視野を持つことができたことなど、多くの経験ができたので、留学をしていた約9ヶ月間は非常に印象深い期間でした。

どの大学においても、教職員の方、仲良くなった友人達、大学に通うに当たりお世話になった方々など、関わってくださった方々に非常に感謝しております。

 

■今後の公務、「一つ一つ丁寧に」

問2 今後の進路と将来の夢についてお聞かせください。卒業後は公務に臨まれる機会もさらに増えてくるかと思いますが、大学での経験を活かし、どういった活動に力をいれていきたいとお考えでしょうか。同じ国際基督教大学で学ばれた眞子さまは大学卒業後、イギリスのレスター大学大学院に留学されましたが佳子さまはそういったご希望はありますか。

佳子さま 公的な仕事は以前からしておりましたが、卒業後はその機会が増えることになると思います。どのような活動に力を入れたいかについては、以前にもお答えしたことがありますが、私が何をやりたいかではなく、依頼を頂いた仕事に、一つ一つ丁寧に取り組むというのが基本的な考え方です。

これまで行った仕事は様々な分野のものがありました。大学生活で、一つの分野を集中的に学んだ経験も、幅広く学んだ経験もこれからの仕事に活かすことができれば嬉しく思います。

将来の夢は、あくまでも夢ですので、以前と変わらず自分の中で温めておきたいと思っています。

大学院への進学は現時点では考えておりません。

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■「両親からのアドバイスに感謝」

問3 ご家族についてお伺いします。ご両親、眞子さま、悠仁さまと普段はどのようにお過ごしでしょうか。ご家庭でのエピソードをお聞かせ下さい。卒業にあたってご両親に伝えたいことや、眞子さま、この春中学生になられる悠仁さまへのメッセージ、ご両親や眞子さまから受けられた印象的なアドバイスもあわせてお聞かせ下さい。

佳子さま 両親には、公的な仕事に関することや、意見を聞いたほうが良いと感じる事柄についてアドバイスを求めることがあります。姉とは日常の出来事をお互いに報告しあったり、相談事をしたりします。弟とは、姉と同じように日常の会話をしたり、一緒にテレビを見たり、遊んだりしています。姉と弟と3人で話をしていると、非常に楽しく、たわいもないことで笑いが止まらなくなることもあります。

卒業に当たり両親に伝えたいことですが、上に書いたように、私は公的な仕事に関することや、意見を聞いたほうが良いと感じる事柄について両親にアドバイスを求めることがあります。そのような際にアドバイスをもらえることに感謝しています。姉は、小さい頃から私のことを非常にかわいがってくれましたし、いつでも私の味方でいてくれました。いつもありがとうと思っています。

今年の春から中学生になる弟へのメッセージですが、楽しく充実した日々を過ごしてほしいと思います。

印象的なアドバイスについては、公的な活動への取り組み方ということが挙げられます。問2でお答えしていることと重なりますが、公的な仕事は、自分が何をしたいかで選ぶものではなく、依頼を頂いたものを一つ一つ丁寧に行うという考え方は父からのアドバイスであり、母と姉も共通して持っている認識であると思います。

 

■理想の男性像「一緒にいて落ち着ける方」

問4 秋篠宮さまは去年11月のお誕生日にあたっての記者会見で、佳子さまの結婚について「それほど遅くなくしてくれたらいいとは思います」と話されました。結婚の時期や、理想の男性像についてどのようにお考えでしょうか。お相手はいらっしゃいますか。眞子さまは、結婚に関する儀式を延期されていますが、家族としてどのように受け止めていらっしゃいますか。

佳子さま 結婚の時期については、遅過ぎずできれば良いと考えております。理想の男性像については、以前もお答えしていますが、一緒にいて落ち着ける方が良いと考えております。相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません。

姉が結婚に関する儀式を延期していることについてですが、私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています。

また、姉の件に限らず、以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています。今回の件を通して、情報があふれる社会においてしっかりと考えることの大切さを改めて感じています。

 

■代替わり後、「一皇族としてお役に」

問5 まもなく皇位継承が行われます。これまで象徴としての務めを果たしてこられた天皇陛下と支えてこられた皇后さまのご活動をどのようにご覧になってきましたか。新天皇皇后となられる、皇太子ご夫妻へのお気持ちとともに、皇族の減少など皇室の抱える課題についてのお考えもあわせてお聞かせください。

佳子さま 天皇陛下と皇后陛下のご活動についてですが、両陛下は約60年の長きにわたり、様々なご活動に心を込めて取り組んでこられました。このことを、大変尊敬申し上げております。様々な事柄に対して、まるでご自身のことのように、時にはお心を痛められ、時には喜ばれるご様子に触れ、強く心に残るものがございました。公的な場以外でお目にかかる際にも、私たち若い世代にとって大切なことをお話し下さいます。このように、真剣な思いを持っていらっしゃる両陛下であるからこそ、ご活動の際にそのお心が自然と伝わってくるのではないかと思っております。

皇太子殿下、皇太子妃殿下についてですが、両殿下は5月に天皇皇后両陛下になられます。私は大学を卒業し、皇族の一員としての活動が以前より多くなってまいりますので、そのような中で、少しでもお二方のお役に立つことができれば誠に嬉しく思います。

皇族の減少などの課題につきましては、制度のこととも関係しますので、回答は控えたいと思います。

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ご卒業おめでとうございます。

今後のご活躍とご平安をお祈り申し上げます。


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