元横綱・北の湖理事長:九州場所中に救急搬送、死去62歳 [北の湖]
大相撲の第55代横綱として歴代5位の幕内24回優勝
を果たした日本相撲協会の北の湖理事長=本名・小畑敏満
(おばた・としみつ)=が20日、死去した。62歳。
北の湖理事長はこの日朝に貧血のため、福岡市の病院に救急車で運ばれた。容体は安定していたが、夕方になって急変。集中治療室で治療を受けていたが、死去した。死因は直腸がん多臓器不全。
福岡市の病院には、伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)をはじめ親方衆ら角界関係者が続々と駆けつけた。同じ出羽海一門の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「顔は見たよ。みんな悲しんでいた。大きな星を失った。みんなが頼りにしていたからね。残念だけど、みんなで力を合わせて頑張らないといけない」などと話した。