住宅街に軽飛行機墜落、軽飛行機と民家が炎上、近隣住民目撃証言

２６日午前１１時頃、東京都調布市富士見町で、
５人乗り軽飛行機が民家に墜落した。

東京消防庁によると、この事故で、軽飛行機と民家が炎上したほか、隣接する住宅４棟や車などにも延焼。警視庁調布署によると、３人が死亡した。３人は、軽飛行機の操縦士と同乗者の男性２人と、民家の住人の女性とみられる。東京消防庁によると、ほかに５人の負傷者がいるという。


 小型機墜落、近隣住民の目撃証言

　「バリバリ」「ドーン」。日曜日の住宅街に激しい衝撃音と爆発音が響いた。東京都調布市の小型プロペラ機墜落事故。「爆発音がし、大きな炎が上がった」「いつもより低空で飛行し、明らかに異常なエンジン音だった」。近隣住民らは青ざめた表情で、休日の昼前に起きた惨事の恐怖を語った。

　会社員須永光太郎さん（３２）の家は、炎上した住宅の２軒隣。「無我夢中で１１９番したが、その後恐ろしさがこみ上げてきた」と表情をこわばらせた。「私の家のアンテナをかすめるようなコースで落ちており、もう少しずれていたら自分が巻き込まれていた。今は住民の方の無事を祈るだけです」と心配そうに話した。

　須永さんによると、異常なエンジン音が近づいて来たと思ったら、衝突音の直後、大きな爆発が起きたという。「長年住んでいて小型機の音も聞き慣れているが、明らかに異常で聞いたことのないエンジン音だった」と証言した。

　現場近くに住む主婦（６４）は「飛行機はいつも自宅の上空を飛んでいたが、その時はいつもより低く飛んでいるような感じがした」と指摘。「バリバリと翼と屋根がぶつかるような音がした直後にドンという音がした。急いで家を出たら隣家から火が出ていた」と驚いた様子で話した。近所に住む建設業の男性（７７）も低空飛行するプロペラ機を目撃。「ずいぶん近くて危ないと思った」と振り返る。

　庭師の男性（６２）は「『ドカーン』という音の後に女性の声のような甲高い悲鳴を聞いた」と心配そうに語る。家を飛び出すと、墜落現場の家から火柱が上がるのが見えた。「近所の人がホースを使って消火を試みたが、火勢が強過ぎて間に合わなかった」と悔しがった。

　墜落現場の民家は焼け落ち、ひっくり返った尾翼が横たわっていた。近くの親戚宅に来ていた町田市の女性（４５）は「バイクが壁に衝突するような音がして、悲鳴が聞こえた。誰かが『飛行機が落ちた』と叫んでいた。こんな住宅街で、怖いです」と硬い表情で話した。

　調布市では１９８０年８月にも、中学校校庭に飛行機が墜落する事故が起きている。別の女性（８３）は「以前、中学校に落ちたので、心配だと普段ご近所と話をしていた」と不安そうな様子で話した。　

引用元：
http://nyaasokuvip.net/archives/5800
http://www.msn.com/ja-jp