奇跡の金魚、潜伏７年、肉食魚の餌→浄化槽に脱出 [奇跡の金魚]
三重県の水族館｢志摩マリンランド」の浄化槽で、
体調２５センチ、体重３６０グラムの巨大金魚が見つかった。
肉食魚の餌→浄化槽に脱出
もともとは世界最大の肉食淡水魚ピラルクの餌だったが水槽の排水口から脱出。地下の浄化槽まで逃げ延びて７年以上も潜伏していた。
ピラルクはアマゾン川流域に生息し、｢生きた化石」とも呼ばれ、大きいものは全長３メートルを越える。
ピラルクから命からがら逃げ出した金魚だが、浄化槽ではかなり快適な生活を送っていたようだ。深さ３０センチの浄化槽の底には砂が敷き詰められ、ピラルクの水槽から固形エサの残りカスなどが絶えず流れ落ちているという。
浄化槽→展示水槽
同水族館は｢春らんまん金魚ワールド」でこの金魚を５月３１日まで展示した。巨大金魚は大きな話題になっている。金魚を鑑賞した人のなかには、光の当たらない場所で孤独に暮らしてきた境遇に共感したとの声もあがっている。
６月２１日からは｢エサ用の金魚を”看板魚”には少し気が引けます」と、こっそり展示を再開するそうだ。