キラウエア噴火、ハワイに「新島」が出現、 [キラウエア噴火]
ハワイ島北部に新島出現
2カ月以上も溶岩を噴出させているキラウエア火山の活発な活動によって、一夜にして新たな島が出現した。
島は直径20~30フィート(約6~9メートル)で、ハワイ島からわずか数メートルに位置している。
フィッシャー8
専門家によると、島は、「フィッシャー8」と呼ばれる割れ目から噴出し太平洋に流れ込んだ溶岩の一部だとしている。
キラウエア火山噴火
キラウエア火山は2018年5月3日、プナ地区南部の複数箇所で溶岩噴出口が開き、それに続いて起きたMw 6.9の強い地震に伴い、2,000人近くの住民が避難を余儀なくされるなど、火山活動は新しい局面を迎えている。
一方では別の新しい島がハワイの南東で形成される可能性もある。現在は海底にあるロイヒ火山で、太平洋プレートに乗ってホットスポットの上を移動中だそうだ。
新しい島が出現したことは、いかに地球が不安定で地理的な変化が急速に起きるかという事実を示している。
キラウエア火山
ハワイ諸島のハワイ島を構成する5つの楯状火山の1つ。島の南東部に位置し、マウナ・ロア山と共にハワイ火山国立公園に指定されている。約60万年前から30万年前に形成され始め、約10万年前に海面上に現れたと推定される活火山であり、現在もなお噴火が続いている。