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ホタルのゲノム解読で、発光能力獲得の謎が解明される。ルシフェリンの酸化発光酵素ルシフェラーゼを獲得 [科学トレンド]

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発光するヘイケボタル

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発光するゲンジホタル

ホタルは体内のルシフェリン"という発光する物質が、発光するのを助ける"ルシフェラーゼ"という酵素により酸化反応し光を出します。

基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)と中部大の研究グループの重信秀治・基礎生物研特任准教授(ゲノム生物学)らは、雌のヘイケボタルのゲノムを解読し、遺伝子の重複と変異(突然変異の蓄積)によって発光に必要な酵素を獲得したことを明らかにした。

●ルシフェリン
ルシフェラーゼによって酸化されて発光する様々な基質の総称。

●ルシフェラーゼ
発光バクテリアやホタルなどの生物発光において、発光物質が光を放つ化学反応を触媒する作用を持つ酵素の総称。発光酵素とも呼ばれる。

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南極の棚氷の融解が加速している!、氷河の下に暖かい海水路発見 [科学トレンド]

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米科学誌サイエンス電子版によると、南極の棚氷が激減しており、26日発表の研究報告書で一部では20%近くも減少したと発表した。
この激減ともいえる減少は南極氷河の下に新たに発見された海水路が原因であると推論されている。
3月17日に英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンスが南極氷河の下に暖かい海水の水路が2本見つかったことを発表している。この水路で氷河の溶解が進み地球の海面が上昇していると推察されている。
水路が見つかった氷河は東南極最大の氷河でトッテン氷河と呼ばれ長さ120キロ、幅30キロ以上である。
オーストラリア南極局(ADD)によるとトッテン氷河が完全に溶解したなら、地球の海水面を少なくとも3.5メートル上昇させるという。
今回の研究に参加したのはオーストラリア、英国、米国の研究者で、2008~13年までの夏の間航空機を使用し調査した。(c)AFP
南極の氷の融解による地球海面の上昇は以前から言われてきた。なかでも地球温暖化による融解がさかんに言われてきたが、暖かい海水路が通っていてそのために氷が海水によって溶解して減少していたなら、地球の温暖化とは直接の関係がなく氷がなくなっていると言える。温暖化にしろ海水路にしろ、海面の上昇は避けられないなら、単に地球の陸地が減少するだけとも思えない。いやそれだけでも大変なことだろうが、その影響はどのようになるのだろうか。

サントリーが体臭を防ぐ石鹸を開発、体臭の原因物質を洗い流す? [科学トレンド]

あなたが気にしている体臭、もしかしてもうまわりの人みんなに気づかれているかもしれません。
例えばあなたの妻、あなたの友人、会社の同僚、さらに電車の中で、エレベータの横で、みんなが気になっているのでは。
そのにおいの原因はノネナールという物質にあります。
そしてノネナールはとくに40歳あたりから増加していきます。脇の下、首まわり、背中などほぼ全身から発生します。
だから体臭対策は全身を清潔にすることですが、毎日シャワーを浴びるだけでは不足です。
というのはノネナールは水に溶けにくい物質だから石鹸で洗い流さないととれないからです。
サントリーはウーロン茶エキス、甜茶エキス、柿渋エキス、緑茶エキスの4つを組み合わせた抗ノネナールポリフェノールコンプレックスを開発した。この抗ノネナールコンプレックスは使用試験で85%のノネナール除去効果を出しています。(日本食品分析センター)
さらにノネナールは皮膚から分泌される9-ヘキサデセン酸等の不飽和脂肪酸の酸化と皮膚常在菌による促進作用によって生成される。
薬用デオドランドソープ[プラス・デオ」がノネナールの洗浄と皮膚常在菌の抗菌効果の石鹸として開発、発表された。
ただ根本的な加齢臭対策としてはやはり体質改善と生活習慣の改善、とくに食生活で脂質の多い食品を減らす、抗酸化物質(ビタミンC、カテキン、ポリフェノール)を摂る、暴飲暴食、喫煙、寝不足の解消などが望まれる。


タグ:加齢臭

H2Aロケット28号機が打ち上げ成功 [科学トレンド]

H2Aロケット28号機は、日本が情報収集目的に開発したもので、
寿命の光学3号機に代わって光学5号機が搭載され、

26日午前10時21分に、
鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げに成功した。 H2A.JPG     

搭載されている衛星は精度の高い撮影が可能な新機種で、
北朝鮮の軍事施設の撮影も可能だそうだ。

なんでも地上を走る車の種類が判るほどの解像度で、
安全保障面でも活躍が期待されている。

またH2Aロケットも22回の連続での打ち上げ成功で、
ロケットの打ち上げ技術の高さが市場での競争にも有利になっている。

開発費324億円もさることながら、打ち上げ費用が106億円。

平成19年に三菱重工業が宇宙航空研究開発機構(JAXA)から、
打ち上げ業務を移管された。
前回打ち上げから53日経過での打ち上げ成功となる。

日本の情報収集衛星は現在、光学衛星とレーダー衛星がそれぞれ2基稼働中で、
日中の晴天時と、夜間や曇りでも撮影可能な状態である。

現在、本格的な運用が行われている。

政府はさらに今年4月から10年間の宇宙基本計画で、
主に安全保障分野に重点をおいて、情報収集衛星を計8基打ち上げる計画をしている。



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