栄養豊富なナッツ類 カシューナッツ

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カシューナッツの木はウルシ科属の常緑高木で熱帯～亜熱帯地域の降雨が適度にある地域を好む。
多雨多湿を嫌い耐寒性もない。樹高が８から１５メートルほどにもなる。

花は赤味ないし黄味を帯びた淡緑色で開花後２～３か月で結実、完熟する。カシューナッツとして食べる種子は果托(果柄部分)の先端に付く。果托すなわち5〜12cm程度の果肉部分と種子部分の両方とも食用にされる。

生産国は３０以上栽培面積３５０万ヘクタール、生産量は年間２００万トン以上。生産量はおおよそベトナム、インド、ブラジル、ナイジェリアの順で、中国海南省も主産地である。

落果で収穫し、成木1本で、およそ10〜30㎏の収穫が見込まれるとされる。
果肉は生食用又は加工用に種子はカシューナッツとして加工工場に出荷される。加工されたカシューナッツはインド製品が優秀とされている。

カシューナッツは脂肪分が４８％、炭水化物が２７％、たんぱく質が２０％の他、ビタミンＥ、ビタミンＫ、ビタミンＢ類、葉酸やカリウム、亜鉛、りん、などのミネラルも豊富で健康食品としても注目されている。

効能として貧血に、また月経不順や便秘を改善したり、疲労回復に良いとされています。その他、胃潰瘍や動脈硬化の予防にも効果があるといわれています。

脂肪分が４８％とかなり多目なので食べすぎによる肥満に注意すべきかと思う。

アーモンド同様製品まで手間がかかるので価格は高めである。
果肉はジュースやジャムにされるが、日本における果肉の食用はまだ珍しい。

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