栄養豊富なナッツ類 アーモンド

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アーモンドはバラ科の落葉高木（３～５ｍ）で、この木からナッツを採る。３～５月に桜の花に似た淡いピンク色の花を一斉に咲かせる。７～８月には実が熟す。食用になるのは種子の部分で果肉は薄くほとんどない状態なので食用にはならない。
最大の産地はアメリカのカリフォルニア州であるが、原産地はアジアの西南部である。日本でも瀬戸内海の小豆島等で栽培されている。

アーモンドの主成分は脂肪４９％、炭水化物２２％、たんぱく質２１％である。脂肪の７割ほどはオレイン酸である。タンパク質成分の中では成長ホルモンの分泌を促すアルギニンも多く含有している。
ビタミンＥの含有率が高く細胞や血管の抗酸化作用があり、老化防止効果がある。また過酸化脂質ができるのを防ぎ心臓病や糖尿病の予防にも役立つ。
アーモンドは不溶性食物繊維のはたらきで整腸作用があり便秘改善に効果が大きい。またポリフェノールの含有量も大きく、善玉コレステロールを維持し悪玉コレステロールの酸化を防止し動脈硬化を予防します。
他にミネラルの亜鉛、マグネシウム、カリウム、鉄等を多く含有している｡

［悪玉コレステロール（ＬＤＬコレステロール）が活性酸素により酸化して、酸化ＬＤＬコレステロールになると白血球の一種のマクロファージが酸化ＬＤＬコレステロールを異物として排除するために、自らの細胞内に取り込み、大量に取り込むと泡沫細胞になり動脈血管の内壁にくっ付き、血管内壁を細くして動脈硬化を引き起こす。］

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